癒し

 ここではご自分でできる「癒し」、ストレ対策をご紹介 します。
 ここに挙げたものだけではなく、このほかにも沢山 あります。ご自身に合った方法を探してみてください。

こころを癒す― 四季折々の写真

こころを癒す― 四季折々の写真
(今回は、町田市薬師池公園の花)

こころを癒す - 涙する

 泣くことで、こころの緊張がほぐれたり、すっきりすることは多くの人の経験されることであります。
 それは涙を流すと人の自律神経は緊張や興奮を促す交感神経が優位な状態から、リラックスしたり安心を促す副交感神経の優位な状態に変わり、ゆったりとした気分になったり安心をもたらします。
 「涙活(るいかつ)」という方法があります、意識的に泣きストレスを解消することです。 悲しい演劇や映画を見たり悲しい音楽を聴いたり悲しい話などをして感情を動かして涙することです。ここで大切なことは感情が動き涙することです、玉ねぎの皮をむいて涙してもすっきりしないのです。
 「涙活」という言葉を提唱したのは「離婚式」という言葉を編み出した寺井弘樹氏です。

こころを癒す - カタルシス

 カタルシスとは、こころの中を浄化、解放などを意味する。カタルシスは、悲劇を観た観客が鬱積していた感情から解放される現象を説明するためにアリストテレスが用いたのが始まりです。現在ではS・フロイトによって明確にされた心理療法です。
 こころが受け止めきれない外傷体験(トラウマ)は一見何事も無い様にふるまわれ、その傷つきが起きた時のことはあまりにも辛い体験であるために意識の外に追いやられます、このことを抑圧と言います。この抑圧を緩めたり解き放つことをカタルシスと言います。エネルギーが出、緊張がとれてきます。いろんな心理療法の基礎と考えられています。

こころを癒す - 悲しい音楽を聴く

 理化学研究所と東京藝術大学は2013年5月24日付プレスリリースで、悲しい音楽が悲しみだけでなく心地よい感情をも聴き手にもたらすことを実証したと発表しています。
 悲しい音楽が鑑賞者に悲しみをもたらすと同時に、心地よい“快”の感情をもたらす、人は自ら進んで悲しい音楽を求めるのではないでしょうか。悲しみでいっぱいの時、楽しい曲は聞きにくいでしょう、そんな時思いきりかなしい曲を聞いてみてはどうでしょう。 日常の生活の中で、悲しいことがあっても泣くことのできない人が悲しみ、怒りでパンパンになった時、とても悲しい音楽を聞きに行き、そんな時はさめざめと泣くことが出来る、そしてすっきりすると話されたことがあります。